ダッシュについての徹底解説|匿名性の優れたコインとは?

このページではプライバシーを守るために匿名性を特化させた暗号通貨、「ダッシュ」の特徴や基本情報などのほか、「匿名性に優れたコインとは一体何なのか」について、まとめてご説明していきます。

ダッシュ(旧ダークコイン)基本情報

「ダッシュ」の画像検索結果

名称 Dash(ダッシュ)【旧Darkcoin(ダークコイン)】
コード DASH
開発者 DASH FOUNPATLON
開発組織 DASH FOUNPATLON
暗号化方式 X11
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work
承認目安時間 約2.5分
上限発行量 2200万

ダッシュはバイトコインをフォークして開発された匿名性に優れた暗号通貨です。2014年7月に公開され、当初はダークコインという名称でしたが、その翌年、2015年5月にダッシュに改名されました。

※バイトコイン(Bytecoin)とは

略号がBCNの暗号通貨)で、2012年7月に公開された仮想通貨の中でもかなり初期からあるコインです。

バイトコインは匿名性をウリにしたオープンソースの分散型暗号通貨で、誰でもBytecoinのネットワークに参加し、通貨開発に参加することができます。

匿名性に優れたコインは、このバイトコインを基にしていることが多々あります。

ダッシュの3つの特徴

  • 匿名性の高い「ダークセンド」という取引形式を採用している
  • 即座に送金が完了する「Instant X」という機能を採用している
  • 電力消費がScryptに比べて少なく、セキュリティに優れている
  • 「X11」という暗号化方式を採用している
  • ネットワーク内に「マスターノード」という特別な存在がいる

では、上記で挙げた特徴について詳しく掘り下げていきましょう。

マスターノード(Masternode)とは

何やら有名な洋画を思い出すような名称ですが、もちろん全く関係はありません。

マスターノードとは、ダッシュネットワーク内で一般のブロックチェーンを構成するノードのほかに存在する特別な立ち位置の人を指します。

マスターノードになる為には1000ダッシュ以上を保有している必要があります。そして、1000ダッシュを指定のアドレスに送ることでマスターノードネットワークに参加することができます。

マスターノードになった場合、「ダークセンド」や「Instant X」といった特定サービスの運用を支える対価として、手数料のうちの45%を分け合います。

匿名性の高い取引形式「ダークセンド」とは

ダークセンド(Darksend)は、ビットコイン用にグレゴリー・マクスウェル氏が開発したコインジョインという取引方法をもとに作られました。

※コインジョイン(CoinJoin)方式とは

一般的な暗号通貨の送金とは異なり、同時期に送金をしようとしている複数ユーザーのコインを一度プールしてから個別に送金していく取引方式をいいます。

例えば、送金をしたいと考えている2組、AさんBさんペアとCさんDさんペアがいるとします。AさんはBさんに5ダッシュを、CさんはDさんに2.1ダッシュをそれぞれ送りたいと考えています。

その場合、まずは送金主であるAさんとCさんのコインは、受け取る側であるBさんとDさんの元に送金される前に一度まとめられ、7.1ダッシュ分の送金プールができます。ここから、BさんとDさんにそれぞれ送金されます。

イメージとしては、以下の図のようになります。

 

ここでBさんとDさんに送金する際に、送金金額を0.1ダッシュ、1ダッシュ、10ダッシュ、100ダッシュ毎に小分けして送金を行いうように調整します。

このようにして匿名性を高めた送金を実現しているのです。

今回の例では、理解しやすいようにAさんからDさんの4人だけで説明しましたが、実際の取引では多くの参加者が存在するので、匿名性をより高めることができます。

また、このダークセンドの利用にはルールが設けられており、参加者は少なくとも3人以上必要なことや、送金額は1000ダッシュまでといった制限の元に行われています。

※ダークセンドを利用した取引による匿名性は信頼度について

実際にブロックチェーン上に送金が残るのは、送金プールから個別の送金先に送金が行われた部分のみで、誰が送金を行ったかまでの追跡をする事はできません。

最初の送金主から送金プールへのコイン移動は、ダッシュネットワーク内のマスターノードと呼ばれる特別なノードが行うことで、ブロックチェーン上に記録せずに実行可能です。

この時、マスターノード自体も誰がどの金額の送金を行っているのかを知る事が出来ない仕組みになっています。

以上のことから、ダークセンドを取り入れているダッシュの匿名性は信頼度が高いと言えるでしょう。

ダッシュへの改名の理由にもなった「Instant X」とは

「Instant X」を用いて行われた取引は、ダッシュネットワークに参加している一般のノードを介するのではなく、ランダムに選ばれたマスターノードによって承認作業が行われます。

これにより、最も利用されているビットコインの承認作業時間となる約10分に比べて、格段に速く承認することが可能となります。

「Instant X」の証人時間は約4秒で完了します。これにより、承認時間の問題で難しいとされていた店頭決済などの対応も可能になると考えられています。

また、不正を引き起こす可能性のある手法であるダブルスペントへの対策も行われており、マスターノード間で確認された取引と重複する一般ノードを介した取引が検知されると、その取引を承認しないように処理されます。

セキュリティに優れている暗号化方式『X11』とは

X11とは、11種類のハッシュ関数(blake、bmw、groestl、jh、keccak、skein、luffa、cubehash、shavite、simd、echo)を組み合わせたものです。

X11は複数のハッシュ関数を利用することでセキュリティに優れているだけでなく、消費電力もScryptより低いと言われています。

また、ダッシュネットワーク内には一般のブロックチェーンを構成するノードに加えて、マスターノードと呼ばれる特別なノードが存在します。このマスターノードに参加する為には、1000ダッシュ以上を保有している必要があります。

まとめ

いかがでしたか?今回はプライバシーの観点から暗号通貨の問題点を考えた結果として生まれた匿名性に優れたコイン「ダッシュ」をご紹介しました。

このように、暗号通貨は世界的にシェアを伸ばしていると言っても、まだまだ生まれたばかりのツールですので多くの問題点を抱えています。そして技術者たちは、そんな生まれたばかりのコインを色んな角度から研究して、問題点を探してはその問題を解消した新たなコインを生み出しています。

ですので、これから紹介するコインは「何において優れているのか」という点に注目すると、より覚えやすいかと思います。

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