3分で理解するP2P(Peer to Peer)について

p2p

今回はP2Pネットワークについて少し詳しく説明していこうと思います。

暗号通貨を調べていくと、必ず出てくるP2Pという言葉。おそらく、初めて聞いたという方も多いと思います。そこで、ウィキペディアで調べてみよう!と検索しても…

Peer to Peer(ピア・トゥ・ピア または ピア・ツー・ピア)とは、複数の端末間で通信を行う際のアーキテクチャのひとつで、対等の者(Peer、ピア)同士が通信をすることを特徴とする通信方式、通信モデル、あるいは、通信技術の一分野を指す。 P2Pと略記することが多く、以下本記事においてもP2Pとする。(引用:P2P – ウィキペディア)

※アーキテクチャとは構造という意味です。

…というちんぷんかんぷんな説明でますます意味が分からなくなってしまいます。なので、ここではP2Pについて専門用語抜きで分かりやすく説明させて頂きます。

P2Pの『P』とは、Peer(同格者)の意味

同格

P2Pとは、ピアーツーピアー(Peer to Peer)の略称です。

どこかで聞いたことありませんか?そうです。『ビットコインについて』の中で説明したナカモトサトシ氏の論文のタイトル「Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System」としてちらっと紹介したのがこの言葉です。つまり、ビットコインとは簡単に言えばP2Pネットワークを取り入れた電子キャッシュシステムだという事がわかりますよね。

「なるほど!でも、結局P2Pって何?」と思われたところで本題に入りましょう。

Peerとは同格者という意味です。つまり、「Peer to Peer」とは同格のパソコンから、別の同格のパソコンへ直接ファイルを送るシステムという仕組みになります。

では、ユーザーが使っているパソコン同士で「同格」や「同格ではない」とはどういう意味なのでしょう?

従来のネットワークシステムとは?

そもそも、パソコンには2つの種類が存在します。それは、「クライアント」と「サーバー」です。

私たちが自宅で普段趣味や私事で使っているのが「クライアント」(依頼者)。そして、検索やメールサービスなどを提供してくれている企業の巨大コンピューターが「サーバー」(サービス提供者)です。

私たちが検索エンジンやメールサービスを自由に使えるのは、ネットワークを通じて「サーバー」という巨大コンピュータにアクセスしているからなんです。つまり、「インターネット上のサービスを利用する」ということは「なんらかの企業の大きなコンピューターに接続する」ということなんです。

イメージで言うと、こんな感じです。

↑「クライアントサーバシステム」=ひとつの巨大なサーバーに無数のパソコンがアクセスするネットワーク

このように、「サーバー」と「クライアント」に分かれていたのが、今までのコンピュータネットワークの基本形でした。

P2Pとは、従来の常識をぶち壊した全く新しいネットワークシステム

これまで、サーバーを介して行っていたネットワークでのやり取り(データの保存や共有・配信)をクライアント同士のやり取りだけで可能にしてしまったのが、このP2Pネットワークです。

簡単に言えば、中央管理者抜きでも個人同士のだけでやり取りできるようになったということです。

イメージで言えばこうです。

↑P2Pネットワークシステム=各家庭の端末が自律してデータを保持、提供を行う分散型のネットワーク

P2Pのメリットとデメリット

このシステムにより、巨大ファイルをいちいちサーバーに預けて、そのあとでダウンロードするという二度手間もなくなりますし、一つのサーバーにアクセスが集中するせいで回線がパンクしたり、ダウンロードに時間がかかるという問題もなくなります。

更に、データを管理しているサーバーが一つではなく、各端末で保持・共有をしているので、悪意からの攻撃も受けにくい(攻撃をするには端末一つ一つに直接攻撃していかなければならない)というメリットもあります。

P2Pはここまでの説明だと良いことだらけのシステムに思えますが、もちろんデメリットもあります。

それは、サーバー(中央管理者)がいないから管理が困難になるという事です。サーバーで一括管理をしていれば不正を発見しやすかったり、対応も迅速に行うことができます。

しかし、端末間(クライアント同士)のやりとりでは不正の発見が遅くなってしまったり、どうしても見えにくいという欠点があるのです。

「それって結構重大な問題なんじゃない?」と思われるでしょうが、もちろん暗号通貨の開発者たちはそんな不安を野放しにはしていません。ビットコインは「ブロックチェーン」という技術で解決策を見出しました。

まとめ

以上が簡単なP2Pについての説明です。ネットワークの基本形と言えるクライアントサーバシステムの概念を打ち破り、未来の新しいネットワークのカタチとして生み出されたのがP2Pです。

一般的にはまだまだこの技術は浸透しておりませんので、非合法なデータファイルの共有などにも用いられており、危険なシステムだと勘違いされる方も多いかもしれません。

しかし、暗号通貨はこの最先端のネットワークシステムをいち早く取り入れ、安全な技術として実用化に移しています。

何がどう安全なのかはブロックチェーンの説明をご覧いただければ納得できるかと思いますので、興味が湧いてきた方はこちらの記事もご覧下さい。

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